腰痛に悩むと「運動は控えるべき?」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし実は、適切な運動は腰痛改善に効果が期待できることがあります。
特にヨガとピラティスは人気の運動ですが、腰痛にはどちらが良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
本記事では、腰痛対策としてのヨガとピラティスを詳しく比較し、あなたに合った選び方をご紹介します。
腰痛対策に運動はNG?ヨガとピラティス、あなたに合うのはどちら?徹底比較
ヨガとピラティス、どちらも身体をしっかりと動かし、ハードな運動ではありませんが、レッスン後にはすっきりとした爽快感を得られると思います。
ただ、腰が痛いときは「じっとしていた方がいいのかな?」と迷ってしまうこともありますよね。
私の場合、どちらかというと「反り腰」気味で、長時間のデスクワークが続くと、腰にじんわりとした痛みが出てくることが多いです。
特にPMSの時期は腰まわりが重だるく感じることもあり、「またか…」と憂うつになることもありました。
そんなとき、無理のない範囲でゆったりと体を伸ばすヨガや、姿勢を意識して動くピラティスを取り入れると、不思議と腰まわりが軽くなる感覚があって。
今では、その日の体調や気分に合わせて、ヨガとピラティスを使い分けながら続けています。
ヨガとピラティスの基本的な違いと腰痛へのアプローチ
ヨガとは?腰痛にどう効くのか
ヨガは呼吸とポーズを組み合わせて心身のバランスを整える運動法として知られています。
ストレッチ効果が高く、筋肉の柔軟性を高めることで腰への負担を軽減します。
特に、腰や背中まわりの筋肉をじっくりと伸ばすことで、筋肉のこわばりや血行不良からくる腰痛の緩和が期待できるでしょう。
また、リラックス効果も高く、ストレス性の腰痛にも良い影響があると考えられています。
・ 筋肉の柔軟性向上
・ 血流改善
・ 姿勢矯正
・リラクゼーション
の効果があると言われています。
ピラティスとは?腰痛対策としての特徴
ピラティスは体幹(コア)を鍛えるエクササイズで、インナーマッスルを意識的に動かすことが特徴です。
骨盤や背骨を支える筋肉を強化するため、腰への負担を軽減し、腰痛の再発予防にもつながると言われています。
動作はゆっくりで、正しいフォームを重視しながら筋力と柔軟性を同時に高めるため、慢性的な腰痛や姿勢の悪さからくる腰痛には、特に効果が期待できるでしょう。
・ 体幹強化
・骨盤・背骨の安定
・ 姿勢改善
・ 筋力アップ
の効果が期待できると言われています。
腰痛対策にはヨガとピラティスどちらが向いてる?
腰痛のタイプ | ヨガがおすすめな人 | ピラティスがおすすめな人 |
---|---|---|
筋肉のこわばり・柔軟性不足 | ゆっくりストレッチしたい人 | 体幹も鍛えたい人 |
姿勢の悪さ | 猫背・反り腰を改善したい人 | 正しい姿勢を体で覚えたい人 |
再発予防 | リラックスしながら体を動かしたい人 | 筋力をつけて腰を守りたい人 |
ストレス性 | 呼吸法や瞑想で心身を整えたい人 | 集中して体の使い方を見直したい人 |
ヨガとピラティスの腰痛対策の違い
ヨガは柔軟性の向上やリラックス効果が高く、筋肉の緊張による腰痛に適していると言えるでしょう。
ピラティスは体幹強化や骨盤の安定に優れており、筋力不足や姿勢の乱れからくる腰痛に強みがあると言えます。
どちらを選ぶにしても、正しいフォームを意識し、無理のない範囲で行うことが何よりも大切です。
定期的に行うのも大事です。
もし痛みが強い場合や、ぎっくり腰などの急性期にあたる場合は、運動を控えて、必ず医師にご相談ください。
腰痛対策としてのヨガとピラティスの注意点
運動を控えるべき腰痛とは?
・ ぎっくり腰やヘルニアの急性期など、急性の強い痛みがある場合は、運動を控えるようにしましょう。
・足のしびれや力が入らないといった神経症状がある場合は、自己判断せずに医療機関を受診することが優先されます。
セルフケアで安全に行うポイント
・ 痛みが出ない範囲でゆっくりと動く
・呼吸を止めずに行う
・正しいフォームを意識する
・もし少しでも不安を感じたら、専門家や医師にご相談ください。
ヨガ・ピラティスを腰痛対策に取り入れるコツ
まずは、ご自身の体調に合わせて無理のない簡単なポーズやエクササイズから始めてみるのがおすすめです。
オンライン動画や、スタジオの初心者向けクラスを活用してみるのも良いでしょう。
何よりも、継続して行うことで、柔軟性や筋力は少しずつ高まり、腰痛の予防や再発防止につながっていくはずです。
まとめ
腰痛に悩んだ際、「運動は避けるべきなのかな?」と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実はヨガやピラティスは、腰痛対策として有効な選択肢となり得るのです。
柔軟性を高めて心身のリラックスも図りたいならヨガ、体幹をしっかり鍛えて腰痛の再発を防ぎたいならピラティスが、それぞれ向いていると言えるでしょう。
どちらを選ぶにしても、「ご自身に合った方法で、無理なく継続していく」ことが何よりも大切です。
もし痛みが強い場合や、少しでも不安な点があれば、必ず専門の医師にご相談くださいね。
【参考】
厚生労働省「職場における腰痛予防対策指針」
日本整形外科学会「腰痛診療ガイドライン」
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